ドラッグストア最大手ウエルシアホールディングス(HD)は17日、長野県で薬局を運営する「とをしや薬局」(同県安曇野市)を買収、完全子会社化すると発表した。ドラッグストア業界の競争が激化する中、ウエルシアHDの店舗が少ない地域で販売網を拡充するのが狙い。
同日、株式譲渡契約を締結した。買収額は非公表で、譲渡は来年6月を予定している。
ウエルシアHDによると、とをしや薬局は1874年創業。今年6月末時点で、松本市など長野県の西部エリアで21店の薬局を展開している。「とをしや薬局の信用力に当社のノウハウや経営資源をプラスする」(ウエルシアHD)としている。