エンチョー 第2四半期は営業利益が大幅落ち込み
10月31日にエンチョーが発表した2024年3月期第2四半期決算(連結4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比4.6%減の174億8,700万円、営業利益は90.9%減の1,500万円と大きく落ち込んだ。
第2四半期累計期間、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業の推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境を向上させる「集客力強化」、電子化やWEB化などによる業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めた。
既存店では、大型ホームセンター「ホームアシスト」で、品揃え強化を目的とした全面改装を行ったが、ホームセンター事業全体が、外出の増加や節約志向による買い控えなど、消費者行動が大きく影響したことに加え、天候不順が追い打ちをかけ、厳しい状況に追い込まれた。また、専門店事業はハードウェアショップが好調だった反面、アウトドアショップが苦戦を強いられた。
売上高の減少が売上総利益の前年同期比2億3,200円減につながり、第2四半期累計期間の売上総利益は51億5,400万円。売上総利益率はほぼ横ばいの約29.5%を維持したが、販管費が1.2ポイント上昇(売上高比33.0%)したことも大幅減益に影響した。