日本チェーンストア協会が24日発表した7月の全国スーパー売上高は、総額1兆1663億円だった。既存店ベースで前年同月比4.9%増と5カ月連続のプラス。節約志向の高まりから買い控え傾向が続いているが、相次ぐ食品値上げで総額は伸びた。
食料品は総菜や鶏肉・豚肉、冷凍食品が好調で、4.8%増。衣料品はワンピースや浴衣など夏物が売れ、8.6%のプラスに。住居関連品も行楽用品などが伸び、4.4%増だった。
記者会見した牧野剛専務理事は、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まったことを受け、「今まで通り(福島県産などの水産物を)取り扱っていきたい」と述べ、業界として販売を継続する意向を示した。