日本チェーンストア協会が24日発表した4月の全国スーパー売上高は1兆1062億円となり、既存店ベースで前年同月比3.4%増だった。プラスは2カ月連続。主力の食料品でメーカーの値上げが相次ぐ中、消費者は節約志向を強めたが、販売単価上昇の影響がそれを上回った。
部門別に見ると、食料品は、総菜も好調で4.9%伸びた。衣料品は0.2%増と前年並み。住居関連品は外出需要の回復により、紙コップや割り箸などの行楽用品や化粧品が売れて1.2%増だった。
1人当たりの平均購入点数は前年割れが続く。食料品でも、豚肉や鶏肉より単価の高い牛肉は振るわなかった。住居関連品は「家電製品などに値上げによる割高感があり、高価格帯が苦戦している」(増田充男執行理事)という。