阪急阪神百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは3月16日、豆腐と湯葉料理の専門店やすしの持ち帰り専門店などを運営する梅の花との資本業務提携を解消すると発表した。
両社は2012年11月に資本業務提携を結び、H2Oによる梅の花の子会社化に向けた協議を行ったが、不調に終わった。その後、食材の相互供給や商品の共同開発などを行ってきたが、政策保有株式縮減の流れもあり、資本業務提携を解消することにした。
H2Oは梅の花の発行済み株式の4.67%を保有する第3位株主だが、市場(立会外分売を含む)で売却する予定。株式売却に伴う連結業績への影響は軽微にとどまる見通し。
梅の花の22年4月期の連結売上高は225億円。コロナ禍の影響で、同期まで3期連続で営業赤字を計上している。今期は4期ぶりに営業黒字に転換する見込みだ。