イオン、従業員のマスク着用を継続 「コロナ防疫プロトコル」を改定
イオンは3月6日、2020年6月に発行した「新型コロナウイルス防疫プロトコル」の3回目の改定を行った。政府が3月13日以降のマスク着用を個人の判断に委ねると発表したことを受け、来店客に対してはマスク着用を求めないが、従業員については不織布マスクの着用を継続する。
同プロトコルは感染症対策の専門家らの監修を受けて定めており、蓄積したデータや知見に基づいて改定を行っている。
同プロトコルの骨子は、「体調管理」「換気の徹底」「マスク等による感染リスクの低減」の3つとなっている。具体的な取り組みとして、従業員は出勤前に体調をチェックし、発熱や頭痛などの症状がある場合は出勤しない。飛沫感染防止のため出勤から帰宅まで、屋内の会話を行う場ではマスクを着用する。
ショッピングセンターなどイオンの商業施設の多くではエアコンとは別に機械換気システムを備えているが、サーキュレーターなどを使うことで空気が流れる環境をつくり、空気の滞留を防ぐ。フードコートやイートインコーナーには飛沫防止用のアクリルボードを設置した座席を用意する。感染状況などに応じて、混雑する場所では来店客にマスク着用を求める場合もある。