ファミリーマートは2月7日、ふたとカップが一体となった紙製カップでカウンターコーヒー「ファミマカフェ」のブレンドSサイズを販売する実証実験を、東京都港区にある本社ビルの社員専用店舗で開始した。
現行カップのふたはプラスチック製となっているが、ふたも含めて完全な紙製のカップとすることで、プラスチック使用量を削減する。3月6日まで1カ月間の実証実験を行い、他店での導入を検討する。
完全紙カップの名称は「the good cup」。ファミリーマート全店で販売するブレンドSを完全紙カップに変更した場合、年間約250トンのブラスチック削減効果を見込める。同社によると、完全紙カップの導入はコンビニエンスストアでは初めて。
同社ではプラスチック削減対策として、オリジナル商品で環境配慮型包材と容器を使用する割合を2030年までに60%、50年に100%に高める目標を掲げている。レジ袋などの用度品を含めた環境配慮型素材の使用割合は、30年度までに70%の水準を目指す。