「MUJI×UR」の団地再生プロジェクト、横浜市「港南台かもめ団地」で開始

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「MUJI×UR」の団地再生プロジェクト 横浜市の「港南台かもめ団地」の共有部分のイメージ
団地住戸だけでなく、集会所などの共用部分も改修、「無印良品」の出張販売などのイベントを行う

 都市再生機構(UR都市機構)は、「無印良品」の住空間事業を担う良品計画子会社MUJI HOUSE(東京都豊島区)と組んだ団地再生プロジェクトを、横浜市の「港南台かもめ団地」で開始する。

 港南台かもめ団地は、JR根岸線・港南台駅から徒歩11〜15分の場所になる1497戸の大規模団地。1976年の完成から50年近くになり、建物の老朽化や入居者の高齢化が進んでいる。

 今回の再生プロジェクトでは、団地住戸内の改修を進めるほか、集会所やその周辺など共用部分の再整備も行う。共用部分でのイベントなども両者が協力して実施する。

 改修が終わった3戸について、新たに入居者の募集を始めた。広さは45〜47㎡で、キッチンを対面にしたり、テレワークにも使える多目的スペースを設けたりするなど、若い世代にとっても使い勝手や住み心地がよくなるように工夫した。

 集会所の改修では、シェアキッチンや屋外テラス、ギャラリースペース、和室などを整備、子供から高齢者まで幅広い世代が利用できるようにする。集会所やオープンスペースを使ったイベントでは、無印良品の出張販売やワークショップなどを実施する。

 UR都市機構とMUJI HOUSEは、2012年に共同での団地再生プロジェクトを立ち上げ、関西を皮切りに全国で展開してきた。21年からは協業の内容を拡大し、団地住戸だけでなく外観や屋外広場、共用空間にも改修対象を広げ、千葉市の「花見川団地」で第1弾のプロジェクトを開始した。

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