ローソン、期限切れ商品を宅配ボックスで値引き販売 都内店舗で実証実験

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ローソン店内に設置したクックパッドの生鮮宅配ボックス「マートステーション」
店頭に設置したクックパッドの生鮮宅配ボックス「マートステーション」を活用する

 ローソンは12月13日、生鮮食品EC(ネット通販)「クックパッドマート」の宅配ボックスを使って店頭の販売期限切れ商品を値引き販売する実証実験を東京都内の店舗で始める。

 消費期限内ではあるもののローソンの規定で販売可能可能な期限を過ぎ、通常は撤去している商品を値引き販売することで、食品ロスの削減につなげる。ローソンでは約9割の店舗で販売期限内の商品の値引き販売を行っているが、販売期限切れ商品の値引きを行うのは初めて。

ローソン店内に設置したクックパッドの生鮮宅配ボックス「マートステーション」に注文の品を入れるローソンの店員
クックパッドマート会員から注文が入ったら、店員が生鮮宅配ボックスに商品を格納する

 実証実験の対象はデザート10品目。販売期限当日の午前0時に店頭から撤去後、クックパッドマートの専用アプリに数量を登録し、冷蔵保存する。クックパッドマート会員から注文が入り次第、店頭に設置している受取専用宅配ボックス「マートステーション」に商品を格納し、会員が受け取る。商品の受取時間は販売期限当日の午後11時まで。

 実証実験は「ナチュラルローソン芝浦海岸通店」(港区)で、2023年1月末まで行う。対象商品はチルドデザートの「もちぷよ」(標準価格税込108円→実験販売価格58円)、「どらもっち」(192円→106円)、「もち食感ロール」(322円→176円)など。

 クックパッドマートは、レシピサイト運営大手のクックパッドが18年9月から始めた生鮮ECで、地域の生産者や食品専門店、飲食店、卸売市場の仲卸などが出品する約1万5000種類の商品を取り扱う。生鮮宅配ボックスのマートステーションは、首都圏のコンビニやドラッグストア、駅、マンション内など約900カ所に設置している。

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