年1.0%減に上方修正=7~9月期GDP改定値―民間予測
民間シンクタンク10社による2022年7~9月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が2日までに出そろった。平均値は前期比0.3%減で速報値と変わらず、この成長が1年間続いた場合の年率換算は1.0%減(速報値1.2%減)と小幅な上方修正を見込む。GDP改定値は8日に内閣府が発表する。
財務省が1日に発表した7~9月期法人企業統計調査の結果から、企業の設備投資は10社中5社が上方修正されると予想したが、平均値は前期比1.5%増で速報値と変わらなかった。公共投資は1.4%増と速報値(1.2%増)から上振れすると予測する。
法人企業統計で、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比9.8%増と6四半期連続のプラスだった。