大和ハウス工業は、札幌市厚別区の新さっぽろ駅周辺で進める大規模複合開発の街区名称を「マールク新さっぽろ(MAARUKU SHINSAPPORO)」に決定した。延床面積1万9960㎡の商業施設「BiVi新さっぽろ」は、2023年11月に開業の予定だ。
大和ハウスグループの大和リースが医療機関や学校法人など6者でコンソーシアムを形成し、新さっぽろ駅周辺の再開発エリアのうちG街区とI街区で18年12月から複合開発を進めている。
総敷地面積は5万5700㎡で、商業施設のほか集合住宅やホテル、教育施設、医療施設、共用駐車場で構成された大規模複合開発事業となっている。
G街区では札幌学院大学と滋慶学園札幌看護医療専門学校が21年4月に開校。I街区では22年7月から8月にかけて、新さっぽろ脳神経外科病院、新札幌整形外科病院、交雄会新さっぽろ病院、D-スクエア新さっぽろの医療施設4棟が順次開業した。
今後は、分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」が23年5月に完成、ホテル「ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ」が同7月に開業の予定で、23年11月のBiVi新さっぽろの開業によってマールク新さっぽろが完成する。
JR新札幌駅と地下鉄・新さっぽろ駅の両駅とマールク新さっぽろの各施設は、空中歩廊でつながる。ホテル前にはイベントなどを開催できる広場「アクティブガーデン」を計画中で、23年7月に完成の予定だ。