[東京 9日 ロイター] – イオンが9日発表した2018年3─11月期決算は、営業利益が前年比同6.0%増の1090億円で過去最高となった。金融事業とディベロッパー事業が順調に拡大したほか、総合スーパー(GMS)事業や国際事業の赤字幅縮小も寄与した。
総合金融事業の営業利益は前年比7.6%増の476億円だった。GMS事業の営業赤字は前年同期の210億円から188億円に、国際事業の営業赤字は同28億円から1億円に、それぞれ縮小した。
売上高にあたる営業収益は前年比2.1%増の6兆3393億円となり、営業利益とともに過去最高を更新した。
最終損益は6億円の黒字(前年同期は44億円の赤字)と3─11月期として4年ぶりに黒字転換した。
2019年2月期の業績予想は据え置いた。営業利益予想は前年比14.1%増の2400億円で、リフィニティブがまとめたアナリスト9人のコンセンサス2327億円を上回っている。
(志田義寧)