ファミリーマートは5月21日、民泊仲介の世界最大手、米エアビーアンドビー(Airbnb、カリフォルニア州サンフランシスコ)と提携し、店舗で民泊の鍵の受け渡しを始めると発表した。
両社は14日に業務提携で基本合意したと発表していた。6月15日に住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されるのにあわせて、コンビニエンスストアを民泊仲介の拠点とする動きが広がっている。民泊では宿泊施設提供者(ホスト)と宿泊者(ゲスト)の間で鍵の受け渡しが必要になるが、コンビニを受け渡し拠点とすれば、ホストとゲストが直接会わずに済む。
ファミマは店内でエアビーの民泊サービスの紹介を行うほか、ホストとゲストに向けた商品・サービスの提供やマーケティング活動なども行う。
コンビニ大手では、セブン-イレブン・ジャパンがJTBと共同で民泊用のチェックイン機を2021年2月末までに1000店舗に設置するほか、ローソンは19年3月末までに民泊やカーシェアリング、貸し会議室などの鍵の受け渡し用ボックスを100店舗に設置する予定だ。