ユニーは3月30日、食品スーパーを核とした都市型ショッピングセンター(SC)「アピタテラス横浜綱島」をオープンする。横浜市港北区のパナソニック工場跡地で進む住宅と企業の研究開発施設などの複合開発「Tsunashima SST」への出店で、敷地面積は約1万8300平方メートル。延床面積約4万4500平方メートルの建物は4階建てで、1~2階に食品スーパー「アピタフードマーケット」のほか60店舗のテナントが入る。営業面積は約1万5300平方メートル、このうちアピタフードマーケットは約3300平方メートル。
周辺では複数のマンション開発が進んでおり、30?40代の人口構成比が横浜市平均より4ポイント高く、世帯収入は全国平均に比べて約3割高い。共働き世帯も多い。このため、アピタフードマーケットではこだわり商品の品揃えを強化する。
鮮魚売場は横須賀市の漁港から直送する魚介類のほか、横浜中央市場から仕入れる三崎まぐろなどを販売。精肉売場は名古屋の老舗精肉商「スギモト」の直営店を導入、青果売場は地元港北区の「森農園」などで採れた近郊野菜を販売する。酒類はワイン専門店「エノテカ」の商品など常時40種類以上のワインを取り揃える。
SC内には1階中央の吹き抜け部分に64席のイートイン(店内飲食)スペース、2階には「くまざわ書店」と「スターバックスコーヒー」を一体化したブックカフェとフードコートを設置するなど、館内でゆっくりとくつろげるようにする。
また、学童保育施設、高齢者向けの就労支援窓口、郵便局、小児科・産婦人科・眼科・内科の診療所が入居するなどコミュニティ機能を強化した。
専門店としては、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、ベーカリー「ポンパドウル」、手芸用品「ユザワヤ」、家具・インテリア雑貨「ニトリEXPRESS」などが出店する。