【訪日外国人消費】17年は初めて4兆円突破、前年比17.8%増

2018/01/18 10:00
Pocket

 観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、2017年の訪日外国人旅行消費額(速報)は初めて4兆円を突破、過去最高を更新した。

 

 17年の消費額は前年比17.8%増の4兆4161億円で、全四半期が過去最高額だった。1人当たりの消費額は1.3%減の15万3921円と微減だったが、旅行者数の増加で補った。

 

 国・地域別では中国が14.9%増の1兆6946億円と全体の38.4%を占めた。2位以下は台湾5744億円(9.5%増)、韓国5126億円(43.3%増)、香港3415億円(15.9%増)、米国2503億円(17.5%増)で、上位5カ国・地域で全体の76.4%を占めた。

 

 伸び率が最も高かったのは、46.9%増の154億円となったロシアだった。

 

 1人当たりの消費額が最も多かったのは中国で23万382円(0.5%減)、次いでオーストラリア22万5866円(8.5%減)、英国21万5393円(18.5%増)の順だった。

 

 同時に発表した17年10?12月期の訪日外国人旅行消費額は、前年同期比27.8%増の1兆1400億円、1人当たり消費額は3.4%増の15万2119円だった。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態