バロー、2017年4~9月期の営業利益は12.5%減、増益予想から一転
バローホールディングス(HD)が発表した2017年4~9月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比5.6%増の2705億円、営業利益は12.5%減の67億円だった。期初予想では、営業利益は10.9%増の86億円を見込んでいたが、一転して減益となった。
主力のスーパーマーケット(SM)事業で既存店売上高が2.1%減と苦戦、増加した人件費や出店・改装費用を吸収できなかった。既存店の客単価は0.7%増えたが、客数が2.8%減った。SM事業の営業収益は前期に子会社化した公正屋の連結効果もあって3.8%増の1716億円となったが、営業利益は20.2%減の39億円だった。
ドラッグストア事業は既存店売上高が4.3%増と好調で、営業収益は10.2%増の581億円、営業利益は6.9%増の13億円と増収増益だった。ホームセンター事業の既存店売上高も3.4%増と好調に推移、営業収益は9.3%増の271億円、営業利益は7.5%増の13億円だった。
18年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。営業収益は前期比5.7%増の5500億円、営業利益は12.0%増の173億円を予想する。