【公取委】不当廉売で愛知の食品スーパー2社に警告、野菜を1円で販売

2017/09/25 10:00
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 公正取引委員会は9月21日、愛知県で食品スーパーを営むカネスエ商事(日進市)とワイストア(津島市)の2社に独占禁止法違反(不当廉売)のおそれがある行為を行っていたとして警告を行った。

 

 公取委によると、カネスエ商事が犬山市で営業している「カネスエ五郎丸店」の競合となる「ワイストア犬山店」をワイストアが2017年4月26日に新規出店。これを契機に両店がキャベツやホウレンソウ、もやしなどを1円で販売するなどして、野菜の販売数量を大幅に伸ばした。

 

 公取委では、原価割れでの安売りが続けば、周辺地域の野菜販売店の事業活動を困難にさせるおそれがあるとして、5月18日から調査を開始。19日以降、両店は当該野菜の販売価格を順次引き上げた。

 

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