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【アインHD】公募増資などで305億円調達、出店やM&A資金に

 調剤薬局最大手のアインホールディングス(札幌市)は8月22日、公募増資や第三者割当増資、自己株式の処分で最大約305億円を調達すると発表した。調剤薬局やドラッグストアの新規出店・改装、M&A(合併・買収)の資金などに充てる。

 普通株式282万株を新たに発行、自己株式18万株を売却するほか、第2位株主であるセブン&アイ・ホールディングスに対して27万株の第三者割当増資を行う。

 同社は2017年4月期に調剤薬局27店舗を新規出店したのに加えて、M&Aで182店舗を取得、調剤薬局の店舗数は1066店舗と初めて1000店舗を超えた。また、都市型のドラッグストア「アインズ&トルペ」9店舗を新規出店し、ドラッグストアの店舗数は52店舗となった。

 18年4月期は調剤薬局100店舗、ドラッグストア8店舗を新規出店する計画で、連結業績は売上高が前期比7.8%増の2675億円、営業利益は14.0%増の166億円を見込んでいる。