【ヤマト】納品待機時間を短縮する新システム、ライオンと実証実験

2017/07/05 11:00
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 ヤマトホールディングス傘下のヤマトグループ総合研究所は7月3日、日用品メーカー大手のライオンと共同でトラックの納品待機時間を短縮する新システムの実証実験を始めた。

 

 新システムはRFID(無線自動認識)技術を活用した検品システムや車両予約システムなどを組み合わせた。携帯端末アプリで納品時刻や納品口を事前予約することで、納品の待機時間を短縮する。入出庫時の検品は物流パレットや商品に添付されたRFIDタグを自動で読み取り、目視や手書きの作業をなくす。また、発送元からASN(事前出庫明細データ)を納品先に事前に送ることで、どのトラックを優先的に納品させるかといった入庫スケジュールの調整を可能にする。

 

 実証実験はライオンの西日本保管倉庫(大阪府茨木市)と小牧流通センター(愛知県小牧市)の間で9月29日まで行う。ヤマト総研では12月末まで実証実験の効果を検証し、早期の実用化を目指す。

 

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