ドラッグストアのサツドラホールディングス(HD、札幌市)が発表した2017年5月期の連結業績は、売上高が878億円、営業利益が13億円だった。
同社は16年8月期に持ち株会社として設立され、傘下のサッポロドラッグストアーなどは決算期を2月期から5月期に変更したため、17年5月期は15ヵ月の変則決算。このため、前期との比較はできない。
サツドラHD発足時に公表した通期決算予想では、売上高860億円を見込んでいたが、それを上回った。インバウンド(訪日外国人客)需要を取り込むため、同社グループとしては初となる北海道外の4店舗(沖縄2店舗、東京1店舗、福岡1店舗)を含めてドラッグストア18店舗(ほか調剤薬局1店舗)を出店した効果が出た。また、数ヵ月に渡って特売商品を展開する「サツ安超プライス」、一昨年から実施している「食品72円均一セール」など低価格戦略も売上げ拡大につながった。
12ヵ月決算となる18年5月期は前の期と同じ18店舗を出店する計画。連結業績は、売上高が777億円、営業利益10億円を見込む。