【メガネスーパー】持ち株会社に移行、M&A強化などで再成長図る

2017/06/20 16:00
Pocket

 眼鏡専門店のメガネスーパー(神奈川県小田原市)は、持ち株会社に移行することを決めた。株式移転により11月1日付けで純粋持ち株会社「ビジョナリーホールディングス(HD)」(東京都港区)を設立、メガネスーパーに代わってビジョナリーHDがジャスダック市場に上場する。

 

 メガネスーパーは15年4月期まで営業損益が8年連続の赤字となるなど、業績不振が続いていたが、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズの支援などで16年4月期に黒字転換を果たした。

 

 台頭する均一価格店などとの価格競争を止め、サービス重視の店舗で差異化を図り、足元ではコンタクトレンズや補聴器などの販売を拡大している。17年1月には富山県内で22店舗を展開するメガネハウスを買収、M&Aによる拡大路線に踏み出した。また、5月にはメガネ型ウェアラブル端末の開発を行う子会社、エンハンラボを設立、新規事業の開発も強化している。

 

 持ち株会社化によって、こうしたM&Aや新規事業開発のスピードアップを図り、21年4月期には売上高286億円(17年4月期比60.2%増)、営業利益22億円(同約5.3倍)の達成を目指す。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態