バローHDの2017年3月期、営業利益は7.5%減の154億円、予想下回る
バローホールディングスが発表した2017年3月期の連結営業利益は、前期比7.5%減の154億円だった。会社予想では10.3%増の184億円を見込んでいたが、届かなかった。
売上高に当たる連結営業収益は、ドラッグストア事業の増収効果などで4.6%増の5205億円と予想をわずかに上回ったが、粗利益率の低下や経費の増加を補えず、減益となった。
主力のスーパーマーケット事業の営業収益は、昨夏に公正屋(山梨県)を子会社化した効果などもあって3365億円と2.2%増加したが、バローの既存店売上高は1.3%減となるなど苦戦。営業利益は1.5%減の97億円だった。
ドラッグストア事業は40店舗を新設(4店舗を閉鎖)した効果で、営業収益は12.5%増の1070億円と2ケタの増収だったが、診療報酬改定による薬価引き下げの影響や出店費用の増加で、営業利益は1.6%減の26億円となった。
18年3月期の連結業績については、営業収益が5.7%増の5500億円、営業利益が12.0%増の173億円と増収増益を見込む。