バローHDが宮城県の水産加工業者を子会社化、調達・加工体制を強化
食品スーパー事業を中核とするバローホールディングス(HD)は4月5日、宮城県の水産加工業者、本田水産を完全子会社化した。石巻市を拠点とする本田水産は、石巻や女川などの漁港に仕入れルートを持つほか、カキやサバなどを原料とする水産加工を得意としている。漁獲量の減少で水産物の安定調達が食品スーパー事業の課題となるなか、本田水産を傘下に収めることで調達・加工体制を強化する。
バローHDは、本田水産の本田太社長が保有していた同社の発行済み株式をすべて取得した。取得金額は非公表。バローHDは非常勤の取締役5人と監査役を本田水産に派遣するが、本田氏は引き続き社長にとどまる。
本田水産の2016年7月期の売上高は6億9500万円、営業損益は1000万円の赤字、最終損益は2700万円の黒字だった。