オークワが発表した2017年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比0.1%増の2684億円、営業利益は11.8%増の26億円だった。スーパーセンター業態4店舗を新規出店(1店舗を閉鎖)したが、既存店が前年実績に届かず、全店ベースでの売上高は0.5%の微増にとどまった。一方、店内照明や冷蔵ケースのLED化、節水機器の導入、電力契約の見直しなどによって経費の削減を進めた結果、営業利益は2ケタの伸びとなった。持分法適用会社だった施設管理業務のリテールバックオフィスサポートを連結化した効果も出た。
収益性が低下した店舗資産の減損損失20億円を計上、同時に有価証券の売却で15億円の特別利益を計上した結果、純利益は83.2%増の14億円となった。
18年2月期の連結業績は、営業収益が前期比1.7%増の2730億円、営業利益は32.5%増の35億円を見込む。