エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが発表した2016年4~12月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.4%減の6805億円、営業利益が7.1%減の171億円と減収減益だった。
主力の百貨店事業は、阪急うめだ本店(大阪市)が免税品販売の客単価減少などで0.2%の減収となったほか、建て替え工事中の阪神梅田本店(同)の売上高も前年割れとなり、営業利益は4.2%減の117億円だった。
イズミヤや阪急オアシスを含む食品事業の売上高は3157億円、営業利益は40億円だった。イズミヤの不動産事業を分離するなど事業再編を行ったため前年との比較はできないが、阪急オアシスは大阪府で3店舗、京都府で1店舗を出店するなど事業規模を拡大した。
H2Oは16年10月に通期業績の下方修正を行っており、17年2月期の連結業績は売上高が前期比1.5%減の9020億円、営業利益は6.8%減の222億円を見込む。