阪急阪神百貨店やイズミヤを傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングは10月21日、2016年4?9月期の連結営業利益が前年同期比12.3%減の66億円だったと発表した。期初予想は3.2%増の78億円だったが、一転して減益となった。
消費低迷の影響で売上高が期初予想を144億円下回り、前年同期比1.8%減の4335億円にとどまったのが大きな要因。円高進行で将来の中国出店資金として行っていた為替予約で評価損が発生、経常利益は期初予想を28億円余り下回り、前年同期比33.7%減の51億円となった。
一方、子会社の繰延税金資産が増加したことで、純利益は期初予想から36億円余り増え、前年同期比3.6%増の65億円となった。
2017年3月期通期の連結業績予想については、10月26日に開示する。