【ユニーGHD】 16年2月期の業績予想引き下げ、粗利率低下響く
ユニーグループ・ホールディングスは10月2日、2016年2月期の通期連結業績予想を引き下げた。売上高に当たる営業収益は前期比1.5%増の1兆343億円、営業利益は3.8%増の210億円となりそうだ。従来予想に比べて、それぞれ21億円、25億円の下方修正となる。
同日発表した15年3~8月期の連結業績が計画を下回ったのが、下方修正の要因。昨年4月の消費税増税による影響が長引き、売上げが低迷したことに加えて、原材料費高騰などによる粗利益率の低下、電気料金の値上がりなどによる経費負担の増加が響いた。3~8月期の連結業績は営業収益が前年同期比1.8%増の5107億円、営業利益が9.9%減の103億円だった。
総合小売事業のユニーは既存店売上高が1.9%伸びたものの、粗利率が0.5ポイント悪化、営業利益は20.8%減の28億円だった。コンビニエンスストア事業のサークルKサンクスは既存店売上高が1.2%減と苦戦、営業利益は18.1%減の53億円にとどまった。値入率は0.3ポイント悪化した。