ドラッグストア大手のツルハホールディングス(札幌市)が発表した2015年6~8月期の連結営業利益は前年同期比21.3%増の86億円と大きく伸びた。前年同期は消費増税直後で需要が落ち込んでいたこともあり、既存店売上高が6.2%の大幅増となったことが大きい。期間中に31店舗を新設(10店舗を閉鎖)し、連結売上高は11.9%増の1231億円となった。
改装に伴って食品売り場を拡充した店舗を増やしたことも既存店の成長を押し上げた。また、プライベートブランド「エムズワン」の拡販で、利益率が高まった。
期末時点での国内店舗数は直営で1404店舗となった。
16年5月期の通期業績見通しは据え置いた。売上高は前期比5.1%増の4629億円、営業利益は8.5%増の292億円を見込む。