【アインファーマ】 四国最大手の調剤薬局チェーンを買収、取得額約56億円
調剤薬局最大手のアインファーマシーズ(札幌市)は9月16日、同業のNPホールディングス(高松市)を買収すると発表した。四国最大の調剤薬局チェーンを傘下に収めることで、手薄だった四国での営業基盤を強化する。
11月2日付でNPホールディングスの全株式を買い取り、子会社化する。取得額約56億円。NPホールディングスの子会社である西日本ファーマシー(同)と瀬戸内ファーマシー(同)は香川県を中心に41店舗を展開している。売上高は西日本ファーマシーが61億円(2015年6月期)、瀬戸内ファーマシーが約4億円(14年7月期)となっている。
アインファーマシーズは過去3年ほどの間に地方の調剤薬局を40社近く買収、積極的なM&A(買収・合併)で業績拡大を続けている。11月には持ち株会社に移行して、グループ全体の統治を強化していく方針だ。