【消費支出】 6月は実質2.0%減、2ヵ月ぶりのマイナス

2015/08/04 00:00
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 総務省が発表した6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり26万8652円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2.0%の減少だった。

 

 5月は4.8%増と1年2ヵ月ぶりのプラスだったが、6月は再びマイナスに転じた。

 

 主な項目別の消費支出を見ると、「食料」は日曜日が去年と比べて1日少なかったことなどから外食や調理食品が落ち込んで0.9%のマイナスだった。

 

 「被服及び履物」は百貨店や大型商業施設の多くが夏のセールを7月に後ろ倒ししたこともあって13.3%減と大きく減少、住宅リフォームなどの「住居」(4.1%減)や「家具・家事用品」(1.7%減)などもマイナスだった。

 

 勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの消費支出は29万3042円で、前年同月比1.4%の減少、3ヵ月ぶりに前年実績を下回った。

 

 実収入は2.8%増の73万3589円と3ヵ月連続で増加したものの、景気の先行きが不透明なこともあって消費に回す金額は増えなかった。

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