【訪日外国人】5月は49.6%増の164.2万人、勢い衰えず

2015/06/22 00:00
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 日本政府観光局によると、5月の訪日外国人客数は前年同月比49.6%増の164万2000人となり、5月としては過去最高だった。単月ベースでは4月の176万5000人に次いで、過去2番目の記録となった。

 

 例年5月は花見シーズンと夏休みの狭間で伸び率が鈍化する傾向にあったが、4ヵ月連続で40%を超える増加となり、勢いは衰えなかった。円安基調が続いていることや昨年10月からの免税対象商品の拡充などが寄与しているものとみられる。

 

 国・地域別では韓国が61.5%増、中国が133.6%増、香港が70.3%増と東アジアからの訪日客が大きく伸びた。20.5%増の台湾を加えた4ヵ国・地域の合計で116万3000人と全体の7割以上を占めた。

 

 6月以降は多くの国や地域で夏休みが始まることから、訪日客が一段と増えることも考えられる。

 

 ただ、同局では「韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大動向を注視する必要がある」としている。

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