ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD)は2016年5月期中に110店舗を新設(22店舗を閉鎖)する計画だ。前期の100店舗からさらに出店数を増やす。
地域別の出店数の内訳は、北海道19店舗、東北35店舗、関東・甲信23店舗、中部・関西10店舗、中国・四国22店舗、九州1店舗。関東・甲信は前期より出店数が減るが、東北、中部・関西、中国・四国で増やす。期末店舗数は88店舗純増の1471店舗となる見通し。
このほか同社では11月中旬をめどに四国が地盤のレデイ薬局を連結子会社化する予定。レデイ薬局の15年2月期の売上高は545億円、四国と山陽地方で204店舗を展開しており、中四国地方での地盤が一気に強まる。
中国地方ではツルハHD子会社で152店舗(15年5月期末)を展開するハーティウォンツ(広島市)が、同じくツルハHD子会社のウェルネス湖北(松江市、68店舗)を8月16日付で吸収合併し、会社名をツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本に変更する予定だ。
ツルハHDの16年5月期の連結業績は、売上高が前期比5.1%増の4629億円、営業利益が8.5%増の292億円を見込んでいる。この予想はレデイ薬局の連結効果を含んでいないため、上振れする可能性が高い。