【吉野家】 290円の朝食メニュー投入、割安感アピール

2015/06/10 00:00
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 牛丼チェーン大手の吉野家は6月10日、朝食用の新メニューとして割安な290円の商品2品を新規投入した。

 

 粗く砕いた絹ごし豆腐に鯛のだしをかけた「豆腐ぶっかけ飯~鯛だし味~」と鶏そぼろをご飯に載せた「鶏そぼろ飯」の2品で、それぞれ423キロカロリー、431キロカロリー(いずれも並盛)とカロリーを低めに抑えたのも特徴。

 

 朝の定番の「納豆定食」は値段を10円下げて360円とする一方、「焼魚定食」「特朝定食」は鮭を大きくして値段を50円上げ、それぞれ450円、550円とした。

 

 吉野家は2014年12月中旬から「牛丼 並盛」を80円高い380円とするなど商品を値上げした結果、客数が減少して15年1~4月まで4ヵ月連続で既存店売上高がマイナスとなっていた。5月は前年同月比2.9%増に回復したが、客数は13.4%減と依然2ケタのマイナスが続いており、割安な朝食メニュー投入で客数の回復を狙う。

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