【アインファーマ】 M&A加速で増収増益、今期も過去最高益見込む
調剤薬局大手のアインファーマシーズ(札幌市)が発表した2015年4月期の連結業績は、売上高が前期比10.4%増の1879億円、経常利益は10.5%増の116億円と増収増益だった。
調剤薬局事業でM&A(買収・合併)を加速させており、今年2月に静岡県を中心に52店舗を運営するメディオ薬局(静岡県沼津市)を子会社化するなど15社が新たにグループ入りした。M&Aを含めて159店舗を新設(21店舗を閉鎖)した結果、同事業の売上高は11.6%増の1690億円、経常利益は13.1%増の144億円となった。
ドラッグストア事業では都市型の「アインズ&トルペ」を3店舗新設する一方で、郊外型を中心に6店舗を閉鎖。売上高は1.0%減の178億円と微減だったが、経常利益は前期の約5倍の1億円となった。
今期も調剤薬局事業で積極的なM&Aや出店を図り、ドラッグストア事業でも都市型店舗の出店を継続する。16年4月期の連結業績は、売上高が前期比16.2%増の2182億円、経常利益は17.1%増の137億円と3期連続での過去最高益更新を見込む。