【全国百貨店】 4月は2ケタの増収、前年の反動と訪日客増で

2015/05/21 00:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比13.7%増だった。

 

 前年4月は消費税率引き上げ直後の買い控えで12.0%の大幅減となっており、その反動で伸びた。

 

 地区別では東京(17.8%増)、名古屋(20.1%増)、大阪(18.3%増)の3大都市圏がとくに堅調だった。

 

 商品別では前年の買い控えが目立った「身のまわり品」(19.2%増)、化粧品や美術・宝飾・貴金属などの「雑貨」(44.2%増)、家具や家電などの「家庭用品」(16.1%増)の伸びが大きかった。

 

 主力の衣料品は9.9%増、食料品も2.9%伸びた。

 

 また、花見ツアー客の増加などを背景に訪日外国人の購買客数が月間で初めて20万人を超え、売上高は約3.2倍と過去最高を更新。全体の売上げ増に貢献した。

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