【街角景気】 現状判断指数は5ヵ月連続で改善

2015/05/15 00:00
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 内閣府が発表した4月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比1.4ポイント上昇の53.6となり、5ヵ月連続で改善した。好不況の分かれ目となる50の水準を3ヵ月連続で上回った。

 

 小売や飲食など家計動向関連は2.3ポイント上昇の53.2で3ヵ月連続の改善。飲食関連は7.3ポイント悪化したが、小売関連が53.5と4.6ポイント上昇した。

 

 企業動向関連は52.8で0.1ポイントの上昇、一方で雇用関連は58.1で1.3ポイント低下と5ヵ月ぶりに前月を下回った。

 

 2~3ヵ月先の景気見通しを示す先行き判断指数は、0.8ポイント上昇の54.2で5ヵ月連続で改善した。

 

 先行きに関しては、「賃金の上昇や賞与の増加、株高効果などにより、消費マインドは確実に上昇していく」(近畿のスーパー)と収入増や資産効果に期待する声がある一方、「給料も徐々に増えつつあるが、それ以上に値上がりする商品が非常に多く(中略)、今後、値上げがどこまで進むかによって、景気の先行きも変わってくる」(東海のスーパー)と慎重な見方もある。

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