ユニーは3月27日、愛知県瀬戸市で精肉・鮮魚の加工処理を行う「瀬戸プロセスセンター(PC)」のテスト稼働を始めた。中京・関西エリアおよび長野県にある「アピタ」「ピアゴ」計143店舗の精肉・鮮魚の仕入れから加工を集中化する。6月から本格稼働させる。
これまで店舗で行っていた作業がなくなるため、店舗の運営コストが下がるほか、原料の一括仕入れにより商品原価の低減につながる。店舗側は接客や売り場づくりに集中できるメリットもある。
ユニーのPCとしては初めて、煮魚や焼き魚などの下処理も行う。鉄骨2階建てで、延床面積は約1万1000平方メートル。
ユニーは2010年に牧之原PC(静岡県牧之原市)、14年に関東PC(群馬県邑楽郡)を稼働させており、瀬戸PCが本格稼働すればアピタ・ピアゴ全216店舗のうち約9割をカバーする体制が整う。