【全国百貨店】 6月の売上高は4.6%減、3ヵ月連続マイナス
日本百貨店協会が発表した6月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比4.6%減だった。猛暑で夏物が活況だった前年同月が高い伸び(7.2%増)だったこともあって、5月(4.2%減)より減少幅が広がった。前年実績割れは3ヵ月連続。
大雨などの不安定な天候や前年に比べて土曜日が1日少なかったことも客数の伸び悩みにつながった。
ただ、前回の消費増税後の1997年6月(4.8%減)に比べると落ち込みは少なく、また、今年1?6月の累計では2.2%増と前年同期を上回っており、「基調的には回復傾向が続いている」(日本百貨店協会)としている。
商品別では前年が2ケタ増だった衣料品が6.4%減、身の回り品が5.3%減と苦戦した。化粧品(4.9%減)や美術・宝飾・貴金属(10.8%減)など駆け込み需要が大きかったカテゴリーはマイナス幅が縮まり、「回復の兆しを示した」。