H2O、2014年に営業利益500億円の中期計画、投資額3000億円
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは6月2日、2024年度(25年3月期)を最終年度とする10ヵ年の長期事業計画「GP24計画」の概要を明らかにした。10年間で総額約3000億円の投資を行い、24年度に連結営業利益500億円(14年度予想は200億円)の達成を目標とする。
重点戦略は、(1)梅田事業、(2)関西事業、(3)海外事業の3つ。梅田事業では2015年春から基幹百貨店のひとつである阪神梅田本店(大阪市)の建て替え工事を本格的に開始、部分営業を続けながら21年秋のグランドオープンを目指す。建て替え工事には総額約450億円を投じる。
関西事業では6月1日付で子会社化したイズミヤとの連携を深め、関西商圏でのシェアを高める。イズミヤを合わせるとカード会員数は約700万人に達しており、今後は決済機能やポイントの統一を図る。
また、海外事業では18年春を予定する中国・寧波市での阪急百貨店出店を皮切りに、事業基盤を広げていく。