ドラッグストア大手のサンドラッグは4月14日、ディスカウントストア子会社のダイレックス(佐賀県)が同日、公正取引委員会から独占禁止法に基づく排除措置命令と課徴金納付命令の事前通知を受けたと発表した。
課徴金納付に伴う損失に備え、同社は2014年3月期に12億7400万円の特別損失を計上する。サンドラッグは14年3月期で前期比10.3%増の165億円の純利益を見込んでいるが、特別損失の影響については見通しがつき次第、速やかに開示するとしている。
ダイレックスは九州を中心に小型のディスカウントストアを展開、近年は医薬品や食品の取り扱いを増やすなどして業績を伸ばしているが、独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いがあるとして昨年12月、公取委の立入検査を受けた。