【ユニーGHD】 14年2月期は27.7%の営業減益、今期は増益見通し
ユニーグループ・ホールディングス(GHD)が発表した2014年2月期の連結営業利益は253億円だった。決算期末を前の期の2月20日から2月末に変更したため、1年と8日の変則決算となっているが、単純比較では前期比27.7%の減益となる。
総合小売業のユニーは既存店売上高が0.3%増と18期ぶりにプラスとなったが、衣料品と住関品の売上げ不振で値下げ販売が増えたため粗利益率が悪化、広告費や水道光熱費など販売管理費が増えたこともあって、営業利益は18.2%減の121億円となった。
コンビニエンスストア事業のサークルKサンクスは既存店売上高が3.1%減と苦戦、値入率も0.37ポイント悪化し、営業利益は40.0%減の109億円だった。
今期はユニーとサークルKサンクスが互いに強みを持つ商品を融通し合うほか、単価の高い価値訴求型プライベートブランド(PB)の「プライムワン」の売上構成比をPB全体の3割に拡大するなどして収益力の底上げを図る。15年2月期はユニーGHD全体として売上高に当たる営業収益が1兆535億円、営業利益が300億円を見込む。前の期との単純比較では営業収益が2.1%増、営業利益が18.4%増の増収増益となる。