ダイエーは4月8日、最終年度の2017年2月期に連結営業利益85億円以上を目指す3ヵ年の中期経営計画を発表した。同日発表した14年2月期の営業損益は約75億円の赤字となっており、3ヵ年で160億円以上の営業損益改善を目指すことになる。
売上高に当たる営業収益は14年2月期の8136億円(前期比2.1%減)に対し、8500億~8700億円を目標とする。
総合スーパーの「ダイエー」、食品スーパーの「グルメシティ」、ディスカウント型小型スーパー「ビッグ・エー」を小売事業の3本柱と位置付け、既存店の活性化および新規出店を加速し、収益力の向上を図る。
ダイエーとグルメシティについては中食を強化、また、ダイエーについてはイオングループの経営資源やノウハウを活用して衣料品と生活用品の専門店化を推進する。ビッグ・エーは低価格訴求力を高めた小型店プロトタイプの新規出店を加速する。
15年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が2.0%増の8300億円、営業損益は20億円の黒字を見込んでいる。