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H2O、通期業績予想を上方修正、営業利益は61%増の172億円に

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリングは10月29日、2014年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想より22億円多い172億円(前期比61.2%増)となりそうだ。

 百貨店事業を中心に上半期(13年4?9月)の業績が堅調だったことが主な要因。主力店舗である阪急うめだ本店が昨年秋の全面改装オープン以来、大幅な増収となっていることなどから上半期の営業利益は前年同期比で約2倍の43億円に増えた。

 スーパーマーケット事業は4月の「阪急オアシス神戸旭通店」(神戸市)、9月の「阪急オアシス石屋川店」(同)の新規出店効果などで売上高が5.8%増の484億円となったが、出店コスト負担で営業利益は15.0%減の5億9600万円に落ち込んだ。ただ、14年3月期通期ではスーパーマーケット事業も18.1%増の21億4000万円と営業増益を見込む。