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バローの2013年4~6月期は12.4%の営業減益、SM既存店が苦戦

 食品スーパー大手のバロー(岐阜県)が発表した2013年4~6月期の連結業績は、積極出店によって売上高に当たる営業収益は前年同期比4.3%増の1108億円と増収を確保したものの、主力のスーパーマーケット(SM)事業で既存店が苦戦、営業利益は12.4%減の36億円だった。

 期間中にバロー単体で5店舗、ドラッグストア子会社の中部薬品が14店舗を出店した。ただ、競争激化などによりSM事業の既存店売上高は5.7%減と大きく落ち込み、同事業の営業利益は25.1%減の23億円にとどまった。

 ドラッグストア事業は既存店が6.3%の増収と好調で、営業利益が83.0%増の3億円となったが、SM事業での落ち込みをカバーできなかった。

 バローは14年3月期通期でSM事業では子会社を含めて23店舗、ドラッグストアで25店舗を新設する計画で、これに伴う人件費や減価償却費の増加も利益を圧迫した。

 通期での業績見通しは営業収益が6.7%増の4600億円、営業利益が9.8%増の174億円と従来と変更はない。