イトーヨーカ堂は7月19日、全国で9ヵ所目となる農業事業子会社「セブンファーム湘南」を神奈川茅ヶ崎市に設立した。
農業事業の中核子会社であるセブンファームが95%、地元生産者が5%を出資する。出資した生産者が保有する農場のうち約2ヘクタールを使い、小松菜やホウレンソウ、カブなどの野菜を中心に栽培、収穫した農産物はほぼ全量を神奈川県内のイトーヨーカ堂店舗などで販売する。
同社は2008年から自社専用農場を拠点とした環境循環型農業に取り組んでおり、店舗から出た食品残さを堆肥化、専用農場で使用している。こうした取り組みにより、今年2月には食品リサイクル法による食品循環資源リサイクル実施率の目標値である45%を達成した。
13年度中には10ヵ所目の農業事業子会社を設立、専用農場の合計面積は約60ヘクタールまで拡大する見込みだ。