ヨークベニマル、下請法違反で公取委から勧告、約1億7000万円を返還

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 公正取引委員会は6月27日、下請業者に支払うべき代金を不当に減額していたとしてセブン&アイ・ホールディングス傘下の食品スーパー大手、ヨークベニマル(福島県郡山市)に下請法違反で勧告を行った。

 公取委によればヨークベニマルは2011年1月から12年6月までの間、カット野菜の下請業者など12社に対して支払うべき代金の一部を「仕入割戻」として差し引き、販売促進費用に充てていた。代金から差し引いた総額は1億7286万円だったが、ヨークベニマルは6月25日、全額を下請業者に返還した。

 公取委は再発防止に向けて社内体制を整備することや取引先の下請業者に対して今回の経緯を通知するよう勧告した。

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