民間シンクタンク10社による2022年1~3月期実質GDP(国内総生産)改定値の予測が1日、出そろった。平均値は年率換算で前期比1.1%減と速報値(1.0%減)から小幅な下方修正を見込む。
財務省が同日発表した1~3月期法人企業統計調査の結果から、設備投資の伸びが縮小すると想定している。GDP改定値は8日に内閣府が公表する。
設備投資の予想平均は、前期比0.1%増と速報値(0.5%増)から下方修正を見込む。公共投資も4.0%減と速報値(3.6%減)から下振れするとみている。
法人企業統計では、金融機関を除く全産業の設備投資額は前年同期比3.0%増と4期連続のプラスだったが、伸び率は昨年10~12月期(4.3%増)から鈍化した。