エイチ・ツー・オーリテイリングが発表した2013年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.9%増の5251億円、営業利益が7.2%増の106億円と増収増益だった。
主力の百貨店事業では旗艦店である阪急うめだ本店の建て替え工事が昨年11月に終了、全面開業となったことで第3~4四半期累計で売上高が前年同期に比べて1.5倍に増えた。博多阪急や阪急メンズ東京など主要な支店も増収となったことから、百貨店事業全体では売上高が2.1%増の3833億円、営業利益は36.1%増の78億円となった。
スーパーマーケット(SM)事業でも、「阪急オアシス」を運営する阪食が5店舗を積極出店。既存店売上高は2.6%の減少だったものの、阪急ベーカリーを含むSM事業全体の売上高は1.9%増の933億円、営業利益は0.7%増の18億円と増収増益を確保した。
14年3月期は阪急うめだ本店がフル稼働となることから、業績はさらに伸びる見込み。売上高は8.5%増の5700億円、営業利益は40.6%増の150億円を予想する。