今年2月21日付で持株会社体制に移行したユニーグループ・ホールディングスの2013年2月期連結業績は売上高に当たる営業収益が前期比4.5%減の1兆302億円、営業利益が20.4%減の350億円と減収減益だった。
一方、期中にサークルKサンクスに対する株式公開買付を実施して完全子会社化したことに伴い、負ののれん発生益180億円を特別利益に計上、前期に計上した資産除去債務関連の特別損失84億円がなくなったことなどで純利益は約3.7倍の304億円に増えた。
主要子会社では、総合小売事業のユニーが震災特需の反動などから既存店売上高2.8%減と苦戦、営業利益は18.6%減の148億円だった。コンビニエンスストア事業のサークルKサンクスも大手3社の新規出店攻勢を受けて既存店売上高が4.8%落ち込み、営業利益は16.9%減の182億円となった。
今期はユニーとサークルKSの共同開発商品を増やすことなどで利益率を高め、増益を目指す。今期から決算末日を2月20日から2月末に変更するため単純比較はできないが、14年2月期の営業収益は前期比横ばいの1兆298億円、営業利益は3.9%増の364億円を見込んでいる。