【ビックカメラ】 テレビなど販売不調で上半期は最終赤字に、子会社のコジマも
家電量販店大手のビックカメラは4月5日、2013年8月期上半期(12年9月~13年2月)の連結業績が10億円の最終赤字(前年同期は18億円の黒字)になったようだと発表した。従来予想では26億円の黒字を見込んでいたが、家電エコポイント制度の終了などによる反動減でテレビなどの販売不調が続いたほか、持分法適用会社だったベスト電器株式の評価損を約25億円計上したことが響いた。
上半期の既存店売上高はビックカメラ単独で0.2%減、コジマやソフマップなどを含めたグループ全体では6.2%減だった。売上高はコジマの連結効果で前年同期比52.3%増の3996億円となったものの、従来予想を174億円下回った。経常利益は従来予想より14億円少ない40億円(前年同期比14.9%減)だった。
子会社のコジマも業績予想を下方修正、売上高は1384億円、経常損益は33億円の赤字、最終損益は29億円の赤字となり、従来予想をそれぞれ114億円、43億円、30億円下回った。コジマは前期に決算期を変更しており、前年同期の実績は公表していない。